『セクシー田中さん』の作者である芦原妃名子さんの突然の訃報に驚いた方も多いと思います。
現在、芦原妃名子さんのツイッターやブログは全て削除されていて何があったのか詳しく知ることができません。
そこで、一体芦原妃名子さんに何があったのか、削除されたツイッターやブログの内容を全文まとめています。
顔写真や結婚についてはこちら
脚本家相沢友子さんのインスタ全文はこちら
芦原妃名子ブログ・ツイッター何があった?トラブルの原因は?
芦原妃名子さんがツイッターに投稿してトラブルになったのは、『セクシー田中さん』のドラマ化が原因でした。
2023年12月24日にセクシー田中さんの最終話が放送されましたが、放送直前に脚本家である相沢友子さんが自身のインスタでこのような投稿をしています。※現在は削除済みのため魚拓
『セクシー田中さん』今夜最終話放送です。
相沢友子のInstagram
最後は脚本も書きたいという原作者たっての希望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることになりました。
原作者である芦原妃名子さんの強い希望により、最終話の脚本は自分ではなかったと投稿しています。
実際に、ドラマが放送されると最終回の終わり方に疑問を持つ方が多くいたようです。
昨日はM1終わりの方から
— タイガーアイ子 (@tigereyeko) December 24, 2023
セクシー田中さんの頃は七転八倒
あの最終回は何やったの😕よくわからなかった。見直そう
最終回の田中さん「ん?あなた誰⁉︎」ってくらい行動に違和感があったな
— スープと肉 (@Pn73EyFapU7Oq46) December 24, 2023
笙野にも朱里にも海外行きを相談するシーンはナシ
今までの田中さんらしからぬ行動に視聴者はポカーン…そして完
#セクシー田中さん
セクシー田中さん、今期で1番くらい面白かったんだけど最終回はちょっと、あれで終わったの?的な
— Dunkerque (@nitro_norisuke) December 24, 2023
特に朝倉さんの終わらせ方、雑すぎないか
では、なぜ芦原妃名子さんが最終回の脚本を担当したのか。
それは、原作者である芦原妃名子さんの強い思いがあってのことでした。
そして2024年1月26日に、芦原妃名子さんもツイッターでことの経緯を説明されています。
芦原妃名子さんのツイッターは現在削除されているため、削除された内容を紹介します。
※2024年2月8日追記
脚本家の相沢友子さんが、インスタグラムに「芦原さんのtwitterの内容ははじめて知ることばかりだった」と投稿しています。
相沢友子さんは万城目学さんともトラブルになっています
芦原妃名子ツイッター削除された内容全文まとめ
2024年1月26日に、芦原妃名子さんは自身のツイッターにこのような投稿をしています。※現在は削除済み
経緯を簡単にまとめました!
- 「必ず漫画に忠実に」漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく
- 最終回を迎えていない漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する
- ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方に担当して欲しい
- 場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある
- 漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。
- 個性の強い各キャラクター(特に朱里・小西・進吾)は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される
- 漫画「セクシー田中さん」という作品の核として大切に描いたシーンは、大幅にカットや削除され、まともに描かれていなかった
完成にこぎつけた
※ただし芦原さんは8話までの脚本を執筆された方は9話、10話の脚本には関わらないと聞いていた
(相沢友子さんのインスタによると「協力」という形で関わっていたことが判明)
芦原妃名子さんからの経緯を聞くと、とても悲痛な思いが感じられますね。
何度も条件を確認したにも関わらず守られなかった約束。本当に残念すぎます。
原作で最終回を迎えていない作品ですので、作者としてはドラマでの展開は重要になってきますよね!
芦原さんの熱い思いが、ドラマの制作側に届いていなかったことが今回のトラブルの原因だったのかもしれません。
そしてツイッター投稿の二日後の2024年1月28日に全ての投稿を削除されています。
芦原妃名子さんが今回の経緯を投稿したことで、ニュースでも多く取り上げられたことが原因と考えられます。
誰かを責めるつもりで書いていないツイートでしたが、それを見ている方が原作者やドラマ制作人を叩く事態に心を痛めていたようです。
もしかしたら日本テレビ側からも何か圧力があったのかもしれませんね。
芦原妃名子さんの件
— コルディリネ🥝FX初心者 (@cordyline2020) January 29, 2024
一応昔制作現場にいた身としては、彼女の告発を支持しつつも「実はあの現場でこんなことがあった」と暴露するのはタブー(ドラマ全体や、出演者も傷つける)なので、日テレが激怒したことは想像に難くない。すぐにツイート削除したのもそのせいじゃないかと思う。ヘタしたら→
ちなみに、芦原妃名子さんは『セクシー田中さん』7巻の中で、ドラマ化についてこのように報告しています。
- 2023年10月の日曜22:30~日本テレビでドラマ化が決定した
- キャラやあらすじなど原作から大きく逸れたと感じた部分は修正済み
- オリジナル展開やアレンジはあらすじ・セリフ共に自分が書き、8話以降に収録される予定
- 原作は2018年で止まったままだが、ドラマでは2023年設定
『セクシー田中さん』7巻は2023年10月10日に発売され、上記のコメントが書かれた日付は2023年8月31日になっています。
ドラマの放送開始が2023年10月22日だったので、約2ヶ月以上前から芦原さんはドラマについて日本テレビ側に要望を出していたということになりますね!
しかし、脚本家の相沢友子さんは、芦原妃名子さんのこういった思いを全く知らなかったとインスタグラムへ投稿していますが、原作のコミックスを読んでいなかったのでしょうか・・・
芦原妃名子の削除されたブログの魚拓!
芦原妃名子さんは、ツイッター経緯を投稿した024年1月26日にブログでも同じ内容を投稿されていました。
現在はブログごと削除されていますが、魚拓が残っていましたので、全文掲載させていただきます。
ドラマ『セクシー田中さん』について
2024.01.26 Friday14:31ドラマ「セクシー田中さん」をご視聴いただいた皆様、
ありがとうございました。
色々と悩んだのですが、今回のドラマ化で、
私が9話、10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、
きちんとお伝えした方が良いのではと思い至りました。
この文章を書くにあたって、私と小学館で改めて時系列にそって事実関係を再確認し、
文章の内容も小学館と確認して書いています。
ただ、私達は、ドラマの放送が終了するまで、脚本家さんと一度もお会いすることは
ありませんでしたし、監督さんや演出の方などドラマの制作スタッフの皆様とも、
ドラマの内容について直接、お話させていただく機会はありませんでした。
ですから、この文章の内容は私達の側で起こった事実ということになります。
「セクシー田中さん」は一見奇抜なタイトルのふざけたラブコメ漫画に見えますが…。
自己肯定感の低さ故生きづらさを抱える人達に、優しく強く寄り添える様な作品にしたい
という思いが強くあり、ベリーダンスに纏わる方々の思いにも共鳴しながら、
担当編集と共に大切に描いてきた漫画です。
ドラマ化のお話をいただき、当初の数話のプロットや脚本をチェックさせていただきながら、
最終的に私が10月のドラマ化に同意させて頂いたのは6月上旬でした。
「セクシー田中さん」は連載途中で未完の作品であり、また、漫画の結末を定めていない
作品であることと、当初の数話のプロットや脚本をチェックさせていただいた結果として、
僭越ではありましたが、ドラマ化にあたって、
・ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。
漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく。
・漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。
原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、
原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、
場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある。
これらを条件とさせていただき、小学館から日本テレビさんに伝えていただきました。
また、これらの条件は脚本家さんや監督さんなどドラマの制作スタッフの皆様に対して大変失礼な条件だということは理解していましたので、
「この条件で本当に良いか」ということを小学館を通じて日本テレビさんに
何度も確認させていただいた後で、スタートしたのが今回のドラマ化です。
ところが、毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました。
・漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。
・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される。
・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」等、私が漫画「セクシー田中さん」という作品の核として大切に描いたシーンは、
大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、
納得のいくお返事はいただけない。
といったところが大きなところですが、他にも細かなところは沢山ありました。
「枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい。
私が描いた「セクシー田中さん」という作品の個性を消されてしまうなら、
私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ」と、何度も訴え、
どうして変更していただきたくないのかということも丁寧にご説明し、
粘りに粘って加筆修正し、やっとの思いでほぼ原作通りの1〜7話の脚本の
完成にこぎつけましたが…。
脚本家さん、監督さんといったドラマ制作スタッフの皆様と、私達を繋ぐ窓口は
プロデューサーの方々のみでしたから、プロデューサーの方々が当初「ドラマ化の条件」として
小学館から日本テレビさんに伝えていただいた内容を、
どのように脚本家さんや監督さん、ドラマ制作スタッフの皆様に伝えていらっしゃったのか、
残念ですが私達には知る術はなく、
当初お伝えした「ドラマ化の条件」はどうなってしまったのだろう?という
疑問を常に抱えた状態での加筆修正の繰り返しとなって、
その頃には私も相当疲弊していました。
そして、私があらすじ、セリフを準備する終盤のドラマオリジナル展開は
8話〜10話となりましたが、ここでも当初の条件は守られず、
私が準備したものを大幅に改変した脚本が8話〜10話まとめて提出されました。
特に9話、10話の改変された脚本はベリーダンスの表現も間違いが多く、
ベリーダンスの監修の方とも連携が取れていないことが手に取るように分かりましたので、
「当初の約束通り、とにかく一度原作者が用意したあらすじ、セリフをそのまま脚本に落としていただきたい」
「足りない箇所、変更箇所、意見はもちろん伺うので、脚本として改変された形ではなく、別途相談していただきたい」
といったことを、小学館から日本テレビさんへ申し入れをしていただきましたが、その後も、大幅な改編がされたプロットや脚本が提出され、
それを小学館サイドが「当初の約束通りに」と日本テレビさんにお戻しするという作業が
数回繰り返されたと聞いています。
最終的に、日本テレビのチーフプロデューサーの方から「一度そのまま書くように」との指示が出たとも伺っていましたが、状況は変わらぬまま約4週間が過ぎてしまいました。
ドラマの制作スケジュールのリミットもどんどん迫っていましたので、
本当はドラマオリジナルとなる8話〜10話全ての脚本を拝見してオリジナル部分全体で、
加筆修正をさせていただきたかったのですが、8話だけ、
何とか改変前の内容に修正させて頂いて、日本テレビさんにお渡しすることになってしまいました。
9話、10話に関する小学館と日本テレビさんのやりとりを伺い、
時間的にも限界を感じましたので、小学館を通じて9話、10話については、
当初の条件としてお伝えしていた通り、
「原作者が用意したものをそのまま脚本化していただける方」に交代していただきたいと、
正式に小学館を通じてお願いしました。
結果として、日本テレビさんから8話までの脚本を執筆された方は
9話、10話の脚本には関わらないと伺ったうえで、
9話、10話の脚本は、プロデューサーの方々のご要望を取り入れつつ、私が書かせていただき、
脚本として成立するよう日本テレビさんと専門家の方とで内容を整えていただく、
という解決策となりました。
何とか皆さんにご満足いただける9話、10話の脚本にしたかったのですが…。
素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。
漫画「セクシー田中さん」の原稿の〆切とも重なり、相当短い時間で脚本を
執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます。
9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。
どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、
改めて、心よりお詫び申し上げます。
最後となりましたが、素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、
ドラマの制作スタッフの皆様と、「セクシー田中さん」の漫画とドラマを愛してくださった
読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします。
2024.1.26
芦原妃名子
http://ashihara-hina.jugem.jp/
内容はツイッターに投稿されたものと同じです。
色々複雑な思いがあったはずですが、誰かを責める内容ではなく、何があったのかを言葉を選びながら丁寧に説明されています。
芦原妃名子さんの人柄を感じる文章ですね。
しかし文章の中からは、芦原妃名子さんの苦悩がひしひしと伝わってきます。
事前にすり合わせを何度もして、条件も伝えていたはずなのに、なぜこのような結果になってしまったのかが悔やまれます。
今回の訃報により、「セクシー田中さん」はこのまま打ち切りになる可能性が高いですね。
「セクシー田中さん」について詳しくはこちらの記事でまとめています。
芦原妃名子(あしはらひなこ)世間の声
芦原妃名子さんの訃報に、多くの方からの悲しみの声が広がっています。
北村大悟が#佐野和真さん が
— rainbowstar⭐︎ (@YurikyoD) January 30, 2024
インスタのストーリーに
世界一の砂時計⏳をあげていて
ただただ辛い
あんなに優しくてセツナイ世界を教えてくれた#芦原妃名子 さん
やっぱり今日も寂しいです😔#砂時計
芦原妃名子さんの死は本当に辛い。それはセクシー田中さんが好きだったのもあるけれど、私も漫画好きだから。今までの実写って皆何も言わなかったけど漫画家さん我慢してたのかな、って…
— you@ドラマアニメYouTube (@you51890711) January 30, 2024
セクシー田中さんの脚本家インスタ、あれをもしペーペーの脚本家がSNS投稿してたら、絶対日テレ側関係者から怒られるはず。
— Kotton_ (@Kotone_OK) January 30, 2024
それどころかプロデューサーが同情コメントしてるので、そういう雰囲気だったのかな。
ただえさえ疲弊してた芦原妃名子先生があのやり取りを見たときの気持ちを想像すると辛い
芦原妃名子さんの砂時計大好きでした。
— mari (@mari49772300) January 30, 2024
こんな形で好きな作家さんが亡くなってしまうのは辛い。
実際の所本人しか分からないけど、もし原作者の意図を汲み取ってもらえていなかったのなら、テレビ局に問題ありだと思う。
安らかにお休みください。
だただた悲しくて辛い。信じたくなくて先生の作品を読み返してます。セクシー田中さん達の今後がもう見られないなんて。bread&butterが一番大好きです。どうか一人でも多くの方に先生の作品を読んで欲しい。本当に素晴らしい漫画家さんです。#芦原妃名子 pic.twitter.com/JyhYueLqpw
— 0sako0 (@0sako01) January 30, 2024
中には日本テレビや今後のドラマ化、映画化に対する問題の声も多く見られました。
二度とこのような悲しい事件が起きないように、今後の映像化について改善して頂きたいですね。
まとめ:芦原妃名子ブログ・ツイッター削除された内容全文まとめ!魚拓も調査
この記事では、漫画家の芦原妃名子さんの削除されたツイッターの内容全文やブログの魚拓についてまとめました。
今回のことは、芦原妃名子さんの作品への想いが、日本テレビの制作側に全く伝わっていなかったことが原因のひとつであると考えられますね。
漫画のドラマ化はこれまでも多く行われていましたが、原作者側が我慢されていることも多かったのでは・・・と思ってしまいます。
芦原妃名子さんの『砂時計』は私にとってもとても大切な作品です。
芦原さんの漫画に出て来る登場人物は誰もがあたたかく、作品自体もとても素敵な内容ばかりです。
作者の芦原さん自身がとてもあたたかい方だったんだなと感じました。
ご冥福をお祈りいたします。
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